さむ‐け【寒気】
1 寒さ。かんき。 2 病気による発熱や恐怖感・嫌悪感などのために、不愉快な寒さを感じること。悪寒(おかん)。「—がする」「—を覚える」
さむけ・し【寒けし】
[形ク]寒々としている。「月の、—・く澄める二十日あまりの空こそ」〈徒然・一九〉 [補説]「寒し」のク語法「寒けく」を、「のどけし」などケシ型形容詞の連用形と誤認してつくられた語。
さむけ‐だ・つ【寒気立つ】
[動タ五(四)] 1 寒けを感じる。「冷気に触れて—・つ」 2 恐ろしさに身震いする。ぞっとする。「目をおおう惨状に—・った」
さむ‐さ【寒さ】
寒いこと。また、その程度。《季 冬》「書を売って書斎のすきし—哉/露伴」⇔暑さ。
さむさ‐しのぎ【寒さ凌ぎ】
寒さに耐えること。寒さを切り抜けること。また、その手段。「寒—に一杯やる」
さむさ‐の‐しすう【寒さの指数】
月平均気温がセ氏5度を下回る月だけを取り出し、各月の平均気温と5度との差を合計したもの。暖かさの指数とあわせて、温量指数とよばれる。
さむさ‐まけ【寒さ負け】
寒さのために、からだや気力が弱ること。
さむ‐ざむ【寒寒】
[副](スル) 1 いかにも寒そうなさま。「冬の夜空に月が—とかかる」 2 心が冷えるさま。殺風景なさま。「人けのない—(と)した家」「—(と)した人間関係」
さむざむ‐し・い【寒寒しい】
[形][文]さむざむ・し[シク] 1 いかにも寒そうである。「枯れ野の—・い眺め」 2 何もなくて殺風景である。「壁に絵の一つもない—・い部屋」
さむ‐ぞら【寒空】
冬の寒々とした空。また、冬の寒い天候。冬天。寒天。《季 冬》