ね‐まち【寝待ち】
1 寝て待つこと。 2 「寝待ちの月」の略。《季 秋》
ねまち‐づき【寝待ち月】
「ねまちのつき1」に同じ。《季 秋》「蘭の影二つより添ふ—/秋桜子」→居待ち月 →立ち待ち月
ねまち‐の‐つき【寝待ちの月】
《月の出るのが遅いので寝て待つ意から》 1 陰暦19日の夜の月。特に、陰暦8月19日の月。臥(ふ)し待ちの月。ねまちづき。《季 秋》 2 陰暦20日以後の月。
ね‐まど・う【寝惑ふ】
[動ハ四]ねぼけてまごつく。「老いたる男の—・ひたる」〈枕・四五〉
ねみだれ‐がみ【寝乱れ髪】
寝たことによって乱れた髪。ねくたれがみ。
ね‐みだ・れる【寝乱れる】
[動ラ下一][文]ねみだ・る[ラ下二]衣服や髪が寝たために乱れる。「—・れた髪を整える」
ね‐みみ【寝耳】
眠っているときの耳。夢うつつで聞くこと。「—に聞く」
寝耳(ねみみ)に入(い)・る
寝ているときに、声が耳に聞こえてくる。転じて、思いがけず手に入る。
寝耳(ねみみ)に水(みず)
《「寝耳に水の入るごとし」の略》不意の出来事や知らせに驚くことのたとえ。「—の話」
ね‐むしろ【寝筵】
寝るときに用いるむしろ。ねござ。《季 夏》