こて‐だめし【小手試し】
「小手調べ」に同じ。
こて‐なげ【小手投げ】
相撲のきまり手、またレスリングの技の一。相手の差してくる手を、上手(うわて)から巻いて、腰を浅く入れて投げる技。
こ‐てまねき【小手招き】
[名](スル)《「こでまねき」とも》手先を振って招くこと。「竜太郎を—して、お直から借りた五十銭を渡した」〈小杉天外・初すがた〉
こ‐てまね・く【小手招く】
[動カ四]《「こでまねく」とも》手先を振って来るように示す。「舟ばたまでおくりて互ひにみゆる内は—・き」〈浮・一代男・三〉
こ‐てまわし【小手回し】
前もって準備しておくこと。また、その手回しがいいこと。とっさの機転がきくこと。「—よく処理する」
小手(こて)を翳(かざ)・す
広げた手を目の上に置く。遠方を見たり、光をさえぎる動作にいう。「—・して来し方をみる」
こ‐てんぐ【小天狗】
小さい天狗。武芸に秀でた若者のたとえ。「剣道界の—」
こ‐てんじん【小天神】
江戸時代、上方の遊里で、遊女の階級の一。天神の下、囲(かこい)の上。
こ‐でまり【小手毬】
バラ科の落葉小低木。株立ちし、枝の先が垂れ、葉は長楕円形で先がとがる。春、白い小花が密生してまり状に咲く。中国の原産で、庭木にする。《季 春》「—の花に風いで来りけり/万太郎」
こでんしょう【小伝抄】
星川清司の短編小説。平成元年(1989)発表。同年、第102回直木賞受賞。