しん‐ごん【真言】
1 《(梵)mantraの訳》いつわりのない真実の言葉。密教で、仏・菩薩(ぼさつ)などの真実の言葉、また、その働きを表す秘密の言葉をいう。明(みょう)・陀羅尼(だらに)・呪(じゅ)などともいう。...
しんごん‐しゅう【真言宗】
日本仏教の宗派の一。大日如来を教主とし、身口意(しんくい)三密の加持力で即身成仏(じょうぶつ)させるのを本旨とする。9世紀初め、入唐した空海が密教を恵果に学び、帰国して一宗を開いた。真言陀羅尼(...
しんごん‐だらに【真言陀羅尼】
密教の、短い呪文(じゅもん)の真言と、長い呪文の陀羅尼。
しんごん‐ひみつ【真言秘密】
真言密教の秘密の法門。真言陀羅尼(だらに)の秘密。
しん‐じゅ【神呪】
《「じんじゅ」とも》神秘な呪文(じゅもん)。陀羅尼(だらに)。
しんじゅとり【真珠採り】
《原題、(フランス)Les pêcheurs de perles》ビゼーのオペラ。全3幕。1863年初演。セイロン島を舞台に、真珠採りの青年と尼僧をめぐる恋と友情を描いた作品。
じ【寺】
[音]ジ(呉) [訓]てら [学習漢字]2年 〈ジ〉 1 てら。「寺院・寺号/社寺・僧寺・尼寺(にじ)・廃寺・仏寺・末寺」 2 役所。「鴻臚寺(こうろじ)」 〈てら(でら)〉「尼寺(あまでら...
じっ‐かい【十戒/十誡】
1 (十戒)仏語。 ㋐沙弥(しゃみ)・沙弥尼の守らなければならない10の戒め。不殺生・不偸盗(ふちゅうとう)・不淫・不妄語・不飲酒(ふおんじゅ)・不塗飾香鬘(ふとしょくこうまん)・不歌舞観聴・不...
じっ‐さいにち【十斎日】
1か月のうち、諸天王が四天下を巡察するという10日間。この日に配当された仏名を念ずると、罪を滅し福を増すという。1日は定光仏、8日は薬師仏、14日は賢劫千仏(けんごうせんぶつ)、15日は阿弥陀仏...
じゃっこう‐いん【寂光院】
京都市左京区大原にある天台宗の尼寺。山号は清香山。創建は聖徳太子というが、空海説や良忍説もある。壇ノ浦での平家滅亡後、安徳天皇の母建礼門院が入寺、高倉・安徳両天皇の冥福を祈った所。