ぼた‐ぼた
[副] 1 大粒の液体が続いてしたたり落ちる音や、そのさまを表す語。「—(と)雨漏りがする」 2 動きがもたつくさま。「霜解の泥がくっついて、それが—と足の運びを鈍くして居る」〈長塚・土〉
まかり‐とお・る【罷り通る】
[動ラ五(四)] 1 「通る」「通用する」を強めていう語。わがもの顔で通る。堂々と通用する。「あんなことが—・るとは世も末だ」 2 「通る」の謙譲語。通り行く。「二階に居るか下座敷か—・るとつっ...
まし‐ま・す【在す/坐す】
[動サ五(四)]《動詞「ます」の連用形+補助動詞「ます」から。「在(ま)す」より一層敬意が加わる》 1 「在る」「居る」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。おわします。「天に—・す神よ」「...
まつ‐が‐え【松が枝】
松の木の枝。「—の地(つち)に着くまで降る雪を見ずてや妹(いも)が隠(こも)り居るらむ」〈万・四四三九〉
まて【馬刀/馬蛤/蟶】
マテガイの別名。《季 春》「面白や—の居る穴居らぬ穴/子規」
ま‐むし【蝮】
1 《「真虫」の意》クサリヘビ科の毒蛇。体長約70センチで、灰褐色の地に銭形の斑紋が並ぶ。頭は三角形で両ほおに毒腺をもち、敵が防衛範囲内に入ると毒牙を立てて飛びかかる。毒性は強いが注入量は少ない...
まん‐がち
[名・形動] 1 自分勝手であること。また、そのさま。われがち。「北條から乗込んだ客が、臥(ね)たり坐ったり—に席を占めて居る」〈風葉・恋ざめ〉 2 気短であること。また、そのさま。「おまいさん...
まん・ずる【慢ずる】
[動サ変][文]まん・ず[サ変]おごり高ぶる。うぬぼれる。「自己の力量に—・じて皆んな増長して居る」〈漱石・吾輩は猫である〉
みず‐でっぽう【水鉄砲】
水を細長い筒の先から飛び出させる玩具。ピストル形・竹筒形などがある。《季 夏》「日に向けて高く上げ居る—/温亭」
み‐ま【御馬】
神・貴人などの乗る馬。また、美しくりっぱな馬。「人もねのうらぶれ居るに竜田山—近付かば忘らしなむか」〈万・八七七〉