い【居】
《動詞「い(居)る」の連用形から》 1 居ること。そこにあること。「—間」「—場所」「長(なが)—」 2 座ること。座っていること。「立ち—振る舞い」
い‐あい【居合】
《もと「立ち合い」に対する語で、「居」は座ることの意》座った姿勢から瞬時に刀を抜き、敵を斬る剣技。元亀・天正(1570〜1591)ごろ、奥州の林崎甚助重信に始まるといわれる。居合抜き。
いあい‐ごし【居合腰】
居合をするときの、片ひざを立てて腰を浮かした姿勢。
いあい‐ぬき【居合抜き】
1 「居合」に同じ。 2 薬などを売るために居合を演じて見せた大道芸。江戸初期から行われた。
い‐あか・す【居明かす】
[動サ四]寝ないで夜を明かす。「高欄(かうらん)に—・しつつ帰り給ふ」〈宇津保・楼上下〉
い‐あき【居空き】
《「空き」は「空き巣」の略》家の人がいるのに、忍び込んで金品などを盗むこと。
い‐あわ・す【居合(わ)す】
[動サ五(四)]「居合わせる」に同じ。「—・した人々が協力する」 [動サ下二]「いあわせる」の文語形。
い‐あわ・せる【居合(わ)せる】
[動サ下一][文]ゐあは・す[サ下二]ちょうどその場にいる。「たまたま事故現場に—・せる」
い‐い・る【居入る】
[動ラ四]座り込む。居座る。「常に来つつ—・りて、調度うち散らしぬる、いとにくし」〈枕・二八〉
い‐かか・る【居掛かる】
[動ラ四]座って寄りかかる。「優なる女の…ひざに—・れば」〈徒然・二三八〉