いわ‐うめ【岩梅】
イワウメ科の常緑小低木。本州中部以北の高山の岩地に群生。高さ約20センチ。枝は細く、地をはい、葉は小さくて堅い。夏、鐘形で五つに裂けている白い花をつける。イワウメ科にはイワウチワ・イワカガミなど...
いわ‐え【岩絵】
岩の表面や洞窟内の壁面などに描かれた絵。特に、有史以前の人類が描いたものについていう。
いわ‐えのぐ【岩絵の具】
日本画に用いる鉱物質の絵の具。藍銅鉱・孔雀石(くじゃくせき)・珊瑚(さんご)・瑪瑙(めのう)などを粉にして精製して作る。群青・緑青・代赭(たいしゃ)など。水に溶けないので膠(にかわ)をまぜて用い...
いわ‐おうぎ【岩黄耆】
マメ科の多年草。本州中部以北の高山の草原などに自生。高さ15〜50センチ。葉は羽状複葉。8月ごろ、黄白色の蝶形の花を総状につける。
いわ‐おこし【岩粔籹】
堅く固めたおこし。江戸時代以来、大阪の名物。
いわ‐おもだか【岩沢瀉】
ウラボシ科の常緑、多年生のシダ。岩や木に生え、約20センチの柄の先にオモダカに似た葉をつける。裏面に褐色の毛がある。
いわ‐かがみ【岩鏡】
イワウメ科の常緑多年草。深山に自生。高さ約10センチ。根元から多数出る葉は、円形で縁にぎざぎざがある。夏、花びらの先が細かく裂けた淡紅色の花を数個開く。
いわ‐かき【岩垣】
《「いわがき」とも》 1 岩が垣根のように取り囲んでいる所。「見し人もなき山里の—に心長くも這(は)へる葛(くず)かな」〈源・総角〉 2 岩石で築いた垣根や塀。〈日葡〉
いわ‐かげ【岩陰】
岩の後ろや下に隠れて見えない所。岩がくれ。
いわ‐かど【岩角】
岩石のかど。また、岩石の突き出た所。