こ‐どねり【小舎人】
1 平安時代、蔵人所(くろうどどころ)に属して殿上(てんじょう)の雑事に使われた者。殿上の童(わらわ)。 2 中世、幕府の侍所(さむらいどころ)に属して、雑用をした者。 3 「小舎人童(こどねり...
こ‐なだい【小名題】
歌舞伎狂言で、通し狂言全体の大名題に対し、その中の各幕につけられた題名。また、その看板。→大名題
こ‐なんど【小納戸】
江戸幕府の職名。若年寄の支配に属し、将軍に近侍して、理髪・膳番(ぜんばん)・庭方・馬方などの雑務を担当した。小納戸方。→大納戸(おおなんど)
こはるなぎおきつしらなみ【小春穏沖津白浪】
歌舞伎狂言。世話物。5幕10場。河竹黙阿弥作。元治元年(1864)江戸市村座初演。日本駄右衛門・小狐礼三(こぎつねれいざ)・舟玉お才の三人の盗賊を主人公とした白浪物。通称「小狐礼三」。
こ‐ばん【小判】
1 江戸時代の金貨。楕円形で1枚を1両とする。幕府発行の標準貨幣で、慶長小判・元禄小判・正徳小判・天保小判・万延小判などがある。→大判 2 紙・書物などの判の小さいもの。 [アクセント]1はコバ...
こびきちょう‐かのう【木挽町狩野】
江戸幕府の奥絵師、狩野派四家の一。狩野尚信に始まり、木挽町に居を定めたのでこの名がある。
こ‐びと【小人】
1 背丈が非常に低い人。侏儒(しゅじゅ)。 2 物語などに登場する、からだが小さい想像上の人物。 3 武家で、雑役に従った身分の低い人。 4 江戸時代、幕府・諸藩の職名。雑役に従事した役。小者。
こびと‐ぐみ【小人組】
江戸時代、幕府・諸藩の小人4の組。
こびと‐めつけ【小人目付】
江戸幕府の職名。目付に属し、諸変事の立ち会い、牢屋敷(ろうやしき)の見回り、目付の遠国出張の随従などに当たった。
こ‐ふだ【小札】
1 小さな札。 2 歌舞伎劇場などで、一幕見または子供用の入場券。→大札(おおふだ)