ばいえんそうしょ【梅園叢書】
江戸中期の随筆。3巻。三浦梅園著。寛延3年(1750)成立。安政2年(1855)刊。儒教的な立場から古今の話題をとりあげ、著者の所感・論評を平易に述べたもの。
ふくおうじでん【福翁自伝】
福沢諭吉の自叙伝。明治32年(1899)刊。平易な談話体で、自伝と、明治啓蒙期の時代相を語ったもの。
へん‐ぶん【変文】
中国唐代、仏教経典の内容を絵解きした変相図(へんそうず)をもとに語る際の台本。散文と韻文とをまじえて平易に説く。20世紀になって敦煌(とんこう)から発見された。
ほう‐ご【法語】
1 仏の教えを説いた語句・文章。 2 祖師・高僧などが仏法の要義を平易に説いた文章。和文体(仮名法語)と漢文体とがある。
ポピュラー‐サイエンス【popular science】
科学を、専門学術用語を用いず、一般大衆に理解できる平易な言葉や例で説明したもの。通俗科学。
ポピュリスム【(フランス)populisme】
1930年ころ、フランスで興った文学運動。庶民の生活を平易な文体で忠実に描こうとした。ダビが代表的。民衆主義。
ミクロコスモス【(ハンガリー)Mikrokozmosz】
バルトークのピアノ曲集。全6巻、153曲からなる。1926年から1939年にかけて作曲。はじめは平易な曲が多く、巻が進むにしたがって難度が増す。
むちゅうもんどう【夢中問答】
南北朝時代の法語集。3巻。夢窓疎石著。興国5=康永3年(1344)刊。仏法の要義や禅の要諦と修行の用心を、足利直義に対する問答体として、通俗平易な和語で述べたもの。夢中問答集。
めい‐ちょう【明暢/明鬯】
[名・形動] 1 明るくのびのびとしていること。また、そのさま。「—清朗なる希臘田野の夢」〈上田敏訳・海潮音〉 2 明快で筋道が通っていること。また、そのさま。「この親切なるかつ—平易なる手紙は...
やさし・い【易しい】
[形][文]やさ・し[シク]《「優しい」と同語源》 1 理解や習得がしやすい。単純でわかりやすい。平易である。「—・い本」「—・くかみくだいて話す」⇔難しい。 2 解決や実現がたやすい。面倒なこ...