かぎりなくとうめいにちかいブルー【限りなく透明に近いブルー】
村上竜の小説。1960年代後半の、米軍基地周辺に住む若者たちの生活を描く。昭和51年(1976)発表。同年、第19回群像新人文学賞、第75回芥川賞受賞。昭和54年(1979)、作者自身の監督・脚...
かくづけ‐がいしゃ【格付(け)会社】
国債や企業の発行する債券の格付けを行い、投資家に投資リスクを判断するための情報を提供する会社。1990年代半ばに米国で始まった。米国のスタンダード‐アンド‐プアーズ(S&P)社、ムーディーズ社、...
かくふく‐せんそう【角福戦争】
昭和50年代前後に自由民主党内で繰り広げられた、田中角栄と福田赳夫との間の政争。佐藤栄作首相の後継を巡る争いに端を発し、一般に田中派が勝利したとされる。
かげつ‐まき【花月巻(き)】
洋式束髪の一。髻(もとどり)を低くとってひねり上げ、まげをひさしのように前に出した髪形。明治20年代、東京新橋の料理屋「花月」の女主人が始めたといわれる。→束髪(そくはつ)
かさい‐りゅう【火砕流】
火山灰・軽石・スコリア(岩滓(がんさい))などが火山ガスと混合し、一団となって火口から一気に流れ下る現象。マグマの粘性が大きい場合に生じ、しばしば大きな被害をもたらす。 [補説]「火砕流」は「火...
カスル‐リビア【Qasr Libya】
リビア北東部、キレナイカ地方の町。マルジの東約60キロメートルに位置する。1950年代に東ローマ帝国時代の教会跡から保存状態のよい床モザイクが発見されたことで知られる。
かそ‐たいさくほう【過疎対策法】
昭和30年代の高度経済成長期に、地方から都市へ大規模な人口移動が生じ、農山漁村で過疎問題が生じたことから、これに対処するために制定された法律の略称。10年間の時限立法として、昭和45年(1970...
かてい‐しょうせつ【家庭小説】
1 家庭内部の種々な出来事を題材とする小説。 2 家庭内のだれでもが読めるような健全で通俗的な小説。徳富蘆花「不如帰(ほととぎす)」をはじめ明治30年代に流行。
カドリオルク‐こうえん【カドリオルク公園】
《Kadrioru Park》エストニアの首都タリンにある公園。北方戦争でバルト海東岸を獲得したロシア皇帝ピョートル1世が妃エカチェリーナのために建造したカドリオルク宮殿や、1930年代の大統領...
かな‐あじ【金味/鉄味】
1 鉄の品質。 2 刃物の切れ味。「さほど不心掛けでは、太刀先の—もおぼつかなし」〈浄・浦島年代記〉