まん‐てい【満庭】
庭全体に満ちていること。また、庭一面。庭いっぱい。「—の白露」
むらさき‐の‐にわ【紫の庭】
《宮城の意の紫微宮(しびきゅう)から》宮中の庭園。禁苑(きんえん)。「—ものどかにかすむ日の」〈秋篠月清集〉
や‐にわ【家庭】
人家のある所。人里。「百千足(ももちだ)る—も見ゆ国の秀(ほ)も見ゆ」〈記・中・歌謡〉
や‐にわ【矢庭/矢場】
矢を射ているその場所。「或いは—に射臥せ、或いは家に籠めながら焼き殺し」〈今昔・二五・五〉
ゆ‐にわ【弓庭】
⇒弓場(ゆば)
ゆ‐にわ【斎場/斎庭】
神を祭るために斎(い)み清めた場所。さいじょう。
ゆ‐ば【弓場/弓庭】
弓の練習をする所。特に平安時代、皇居内、紫宸殿(ししんでん)の前庭の西隅にあった射場をいう。のちには武家も設けるようになった。弓庭(ゆにわ)。ゆみば。