じょう‐はり【情張り】
[名・形動]《「じょうばり」とも》強情を張ること。また、そのさまやその人。意地っ張り。情ごわ。「—なやつ」「—者」
情張(じょうは)りは棒(ぼう)の下(した)
強情を張る者は人に棒で打たれるような目にあいやすいということで、素直にするほうが得であるというたとえ。
じょっ‐ぱり
[名・形動](青森、岩手県で)意地を張ること。また、そのさまや、そのような人。意地っ張り。強情っ張り。「—な人」
すね・い【拗ねい】
[形][文]すね・し[ク]ひねくれて強情をはる。すねている。「—・イ人」〈日葡〉
すね‐はたば・る【拗ねはたばる】
[動ラ四]すねて強情を張る。「情け知らぬ親方と—・って、勤め粗末にするやつら」〈浄・傾城酒呑童子〉
たてだて・し
[形シク]《「たてたてし」とも》強情で腹を立てやすい。かどかどしい。「腹悪(あ)しく、—・しかりけるが」〈沙石集・九〉
つな‐ひ・く【綱曳く】
[動カ四] 1 牛馬などが、綱を引かれてさからう。「あまた年こゆる山辺に家居して—・く駒もおもなれにけり」〈かげろふ・中〉 2 意地を張る。強情を張る。「しかあらためむとも言はず、いたく—・きて...
角(つの)を折(お)・る
高慢な態度や強情を張るのをやめて、すなおになる。「双方が—・って仲直りする」
這(は)っても黒豆(くろまめ)
黒いものが這い出しても、虫であると認めず、黒豆であると言い張ること。間違っていても、強情に自説を曲げないことのたとえ。
まけ‐おしみ【負け惜しみ】
自分の負けや失敗をすなおに認めないで強情をはること。「—を言う」