だん‐せい【弾性】
外力で変形した物体が、力を取り去るともとに戻ろうとする性質。
だんせい‐エネルギー【弾性エネルギー】
変形している弾性体の蓄えている位置エネルギー。ひずみのエネルギー。
だんせい‐けいすう【弾性係数】
⇒弾性率
だんせい‐げんかい【弾性限界】
物体に外力を加えたときの弾性を保つ限界の応力で、外力を取り除いたあとにもとに戻らなくなる限界点。弾性限度。
だんせい‐げんど【弾性限度】
⇒弾性限界
だんせい‐ゴム【弾性ゴム】
生ゴムに硫黄または硫黄化合物を加えて、適度の弾性をもたせたゴム。普通のゴム。
だんせい‐さんらん【弾性散乱】
原子・陽子・中性子・電子・光子など粒子どうしの衝突において、衝突前後で粒子の数や種類が変わらず、運動エネルギーの和が保存される場合をいう。また、量子力学的な波の散乱としても扱われる。⇔非弾性散乱。
だんせい‐し【弾性糸】
ゴムのように伸縮性がある糸。ポリウレタン製の弾性糸としてスパンデックスが知られる。
だんせい‐しょうとつ【弾性衝突】
衝突の前後で2物体の力学的エネルギーが保存されている衝突。物体の変形、熱の発生、内部エネルギーの変化などによりエネルギーを失う非弾性衝突に対し、完全弾性衝突という場合もある。
だんせい‐しんどう【弾性振動】
弾性体の、ひずみに伴う応力が復元力となって起こる振動。棒・板・ばねなどの振動や地震波など。