たいま【当麻】
奈良県北西部、葛城(かつらぎ)市の地名。二上山(にじょうさん)のふもとにある。
たいま‐でら【当麻寺】
奈良県葛城(かつらぎ)市にある高野山真言宗および浄土宗兼宗の寺。正称は二上山禅林寺。推古天皇20年(612)聖徳太子の弟の麻呂子(まろこ)王が河内(かわち)に建立した万宝蔵院を、天武天皇10年(...
たいま‐の‐けはや【当麻蹴速】
垂仁天皇時代の力持ちで、相撲の祖とされる人。大和国当麻の住人。朝廷に召されて、野見宿禰(のみのすくね)と力比べをし、肋骨(ろっこつ)を折って死んだとされる。
たいま‐まんだら【当麻曼荼羅】
当麻寺に伝わる阿弥陀浄土変相図。観無量寿経に基づくもので、縦横約4メートル。天平宝字7年(763)藤原豊成の娘法如(中将姫)が蓮糸で織ったという伝説があるが、実際は絹糸の綴(つづ)れ織り。鎌倉時...
たいままんだらえんぎ【当麻曼荼羅縁起】
鎌倉中期の絵巻。2巻。当麻曼荼羅の製作にまつわる説話を描いたもの。鎌倉市光明寺蔵。
たいま‐もの【当麻物】
鎌倉中期、当麻寺付近に住んでいた刀工の作った刀。国行・国清など。
たえま【当麻】
謡曲。五番目物。世阿弥作。念仏僧が大和の当麻(たいま)寺を参詣すると、阿弥陀の化身の老尼と観世音の化身の侍女が現れて中将姫の話を語り、その夜、僧の夢に中将姫が現れ、仏法の徳をたたえて舞をまう。
とう【当】
[名] 1 道理にかなっていること。理屈に合っていること。「—を得た答え」 2 そのものに相当すること。「一騎—千」 3 仏語。来るべき世。来世。当来。
[連体]この、その、現在の、今話題に...
とう【当〔當〕】
[音]トウ(タウ)(呉)(漢) [訓]あたる あてる まさに…べし [学習漢字]2年 1 仕事や任などにあたる。「当局・当直・当番/担当」 2 あてる。割りあてる。「充当・抵当・日当・配当」 3...
とう‐い【当意】
その場で即座に考え出すこと。その場にぴったりあてはまるように工夫すること。