ひち
[接頭]《接頭語「しち」の音変化》主として形容詞・形容動詞に付いて、程度がはなはだしい意を添える。不快感を伴うような場合に用いられる。「—くどい」「—めんどうだ」
ひと‐めか・し【人めかし】
[形シク]《動詞「ひとめく」の形容詞化》 1 俗世間の人らしくみえる。「入道の宮も、この世の—・しき方は、かけ離れ給ひぬれば」〈源・横笛〉 2 一人前である。りっぱである。「我が心の限りは—・し...
ひど・い【酷い/非道い】
[形][文]ひど・し[ク]《名詞「非道(ひどう)」の形容詞化》 1 残酷である。むごい。「—・い目にあう」「—・い人」 2 度を超している。はなはだしい。「—・い寒さ」「—・い降りだ」 3 程度...
ひもじ・い
[形][文]ひも・じ[シク]《名詞「ひ文字」の形容詞化》空腹で食べ物が欲しい。ひどく腹がへっている。「終戦当時—・い思いをした」 [派生]ひもじがる[動ラ五]ひもじげ[形動]ひもじさ[名]
ひゆ‐ほう【比喩法】
物事を直接に描写・叙述・形容などしないで、たとえを用いて理解を容易にし、表現に味わいを加える修辞法。直喩(シミリ)・隠喩(メタファー)・諷喩(ふうゆ)(アレゴリー)・引喩(アリュージョン)・換喩...
ひ‐るい【疲羸】
[名](スル)疲れてぐったりすること。「顔色形容蒼然として大に—し」〈菊亭香水・世路日記〉
領巾(ひれ)振(ふ)・る
領巾を振る。女性が人を招いたり別れを惜しんだりするようすの形容。「見渡せば近き里廻(さとみ)をたもとほり今そ我が来る—・りし野に」〈万・一二四三〉
ひん‐し【品詞】
《parts of speech》文法上の職能によって類別した単語の区分け。国文法ではふつう、名詞・代名詞・動詞・形容詞・形容動詞・連体詞・副詞・接続詞・感動詞・助動詞・助詞の11品詞に分類する...
びる
[接尾]《動詞上一段型活用[文]ぶ(上二段型活用)》名詞または形容詞の語幹などに付いて、…らしく見える、…のふうである、などの意を表す。「大人びる」「古びる」
びんば‐か【頻婆果】
《(梵)bimbāの音写。想思と訳す》頻婆(ヤサイカラスウリ)という蔓草(つるくさ)の果実。鮮やかな紅色なので、仏典で仏や女性の唇など紅色のものの形容に用いられる。