うしろ‐かげ【後ろ影】
その場を去って行く人の後ろ姿。
噂(うわさ)をすれば影(かげ)
ある人の噂をしていると、不思議にその当人がそこへ来るものだということ。噂をすれば影が差す。
うん‐えい【雲影】
雲の姿。曇らせるもののたとえにもいう。「西の空に—を見る」「心を—が覆う」
えい【影】
人や物の姿を絵に写しとったもの。絵姿。肖像画。「かの聖の姿を、—に書きとらん」〈宇治拾遺・九〉
えい【影】
[常用漢字] [音]エイ(漢) ヨウ(ヤウ)(呉) [訓]かげ 〈エイ〉 1 光が物にさえぎられてできる暗い部分。かげ。「影響/暗影・陰影・形影・斜影・樹影」 2 光。「月影・灯影」 3 物の...
えいきゅう‐かげ【永久影】
惑星や衛星の表面において、太陽光が全く届かない領域。月や水星の両極にあるクレーター内部などにみられる。
おおいなるげんえい【大いなる幻影】
戸川昌子の長編ミステリー小説。昭和37年(1962)発表。同年の第8回江戸川乱歩賞を受賞した、著者の作家デビュー作。 《(フランス)La Grande Illusion》フランスの映画。19...
おおきなはとのかげ【大きな鳩の影】
東峰夫の短編小説、および同作を表題作とする作品集。作品集は昭和56年(1981)刊行。
おに‐みかげ【鬼御影】
1 和歌山県新宮市の明神山から産する結晶の大きい流紋岩。 2 粗粒の花崗岩(かこうがん)。
おもかげ【於母影】
森鴎外・落合直文ら新声社同人の訳詩集。明治22年(1889)発表。ゲーテ・バイロンなどの西欧の詩を収録。和文・漢語の長所を取り入れ、新体詩を芸術的に高めるきっかけとなった。