お‐はこ【御箱/十八番】
《箱に入れて大切に保管する意》 1 得意の芸。得意とする物事。じゅうはちばん。「—を出す」 2 その人の、よくやる動作や口癖。「また—の小言が始まった」 [補説]市川家が得意の歌舞伎十八番の台本...
お‐はこび【御運び】
行くこと、来ることの意の尊敬語。「わざわざ—をいただきまして恐れ入ります」
お‐はした【御半下/御端】
奥方や姫君に仕えて、雑用をする女。おすえ。はしため。「—は宮重(みやしげ)二本ひんまくり」〈柳多留拾遺・二〉
お‐はしょり【御端折り】
女の着物で、着丈より長い部分を腰の辺りでひもで締め、たくし上げること。また、その部分。
お‐はじき【御弾き】
平たいガラス製・陶製の小さい玉などをばらまき、一人ずつ順番に指先ではじいて当てたものを取り合う女の子の遊び。また、その玉。昔は、貝殻・小石などを使った。
お‐はち【御鉢】
1 飯びつ。おひつ。 2 火山の火口。特に、富士山頂の噴火口跡。
おはち‐いれ【御鉢入れ】
お鉢を入れて御飯が冷めないようにする、わらを編んで作った、ふたつきの容器。《季 冬》「—渋光りとも煤(すす)光りとも/虚子」
御鉢(おはち)が回(まわ)・る
《人の多い食事の席で、飯びつが回って自分の所へやってくる意から》順番が回ってくる。「とうとう世話役の—・ってきた」
おはち‐めぐり【御鉢巡り】
火口の周囲を巡り歩くこと。特に、富士山のものが代表的。おはちまわり。
お‐はつ【御初】
1 初めてであることを丁寧にいう語。「—にお目にかかります」 2 初めての物。新品。また、初物。「君の服は—だね」「—を供える」