あいあい‐し・い【愛愛しい】
[形][文]あいあい・し[シク] 1 かわいらしい。愛らしい。「—・い、仇気(あどけ)ない微笑(ほほえみ)であったけれども」〈鏡花・婦系図〉 2 愛想がいい。なれなれしい。「先づ這方(こなた)へ...
アルカイック‐スマイル
《(和)archaïque(フランス)+smile》ギリシャのアルカイック彫刻にみられる、口もとに微笑を浮かべた表情。中国六朝(りくちょう)時代や日本の飛鳥(あすか)時代の仏像の表情をもいう。ア...
いっ‐きく【一掬】
水などを両手ですくうこと。ひとすくい。また、わずかな量をいう。「瞼(まぶた)の辺(あたり)に—の微笑を帯びぬ」〈樗牛・滝口入道〉
えまい【笑まひ/咲まひ】
1 ほほえむこと。微笑。「思はぬに妹が—を夢に見て心のうちに燃えつつぞをる」〈万・七一八〉 2 花のつぼみがほころびること。「春くれど野辺の霞につつまれて花の—のくちびるも見ず」〈永久百首〉
えみ【笑み/咲み】
1 にっこりとすること。笑うこと。ほほえみ。微笑。「口もとに—がこぼれる」「満面に—を浮かべる」 2 つぼみが開くこと。花の咲くこと。また、果実が熟して割れること。「—栗」 3 鐙(あぶみ)の、...
える【得る】
[動ア下一][文]う[ア下二] 1 努力して自分のものにする。手に入れる。獲得する。「利益をえる」「信頼をえる」「承認をえる」 2 納得する。理解できる。悟る。「要領をえない質問」「よくその意を...
えん‐れい【婉麗】
[名・形動]しとやかで美しいこと。また、そのさま。「—な微笑」
かた‐えみ【片笑み】
片ほおに笑みを浮かべること。微笑。
かた‐え・む【片笑む】
[動マ四]片ほおに笑みを浮かべる。微笑する。「貝の如き前歯と隣れる金歯とを露して—・みつつ」〈紅葉・金色夜叉〉
杯(さかずき)を重(かさ)・ねる
続けて何杯も酒を飲む。グラスを重ねる。「長十郎は微笑を含んで、心地よげに—・ねた」〈鴎外・阿部一族〉