はじ‐かき【恥掻き】
恥をかくこと。また、その人。はじさらし。
恥(はじ)隠(かく)・る
恥をかかないで済む。「知るとだにのたまはば—・れぬべし」〈宇津保・蔵開下〉
はじ‐かわ・す【恥ぢ交はす】
[動サ四]互いに恥ずかしく思う。互いに恥じる。「男も女も—・してありけれど」〈伊勢・二三〉
はじ‐がまし・い【恥じがましい】
[形][文]はぢがま・し[シク]恥ずかしい。外聞が悪い。また、恥ずかしそうだ。「婦人の独り—・う控えたる」〈紅葉・金色夜叉〉 「御婿取の—・しき事」〈落窪・二〉
はじ‐がわ・し【恥ぢがはし】
[形シク]恥ずかしそうである。気恥ずかしい。「たちまち野干(やかん)の姿をあらはしけるこそ—・しけれ」〈ひとりね・上〉
はじ‐さらし【恥曝し】
[名・形動]恥を世間にさらけ出すこと。また、その人や、そのさま。「わが校の—」「—なまねをしでかす」
はじ‐しら・う【恥ぢしらふ】
[動ハ四]恥ずかしがる。はじらう。はにかむ。「うち—・ひて例のやうにものも言はで」〈堤・はいずみ〉
はじ‐しらず【恥知らず】
[名・形動]恥ずべきことをして平気でいること。厚顔であること。また、その人や、そのさま。「—な行為」
恥(はじ)無(な)・し
1 人に劣らない。見劣りしない。「—・きほどの女房十人」〈栄花・見果てぬ夢〉 2 人前で恥ずかしがらない。厚顔である。あつかましい。「うち合はずかたくなしき姿などをも—・く」〈源・少女〉
恥(はじ)の上塗(うわぬ)り
恥をかいたうえに、また恥をかくこと。恥の恥。