ディーエヌエーアール‐しじ【DNAR指示】
医師が、患者へのDNARを他の医療スタッフに指示すること。また、その指示。DNR指示。
ディー‐オー‐エー【DOA】
《dead on arrival》到着時死亡。心筋梗塞(こうそく)などで、救急医療機関に運ばれたときには、すでに心停止している患者。
ディーがた‐かんえん【D型肝炎】
ウイルス性肝炎の一。D型肝炎ウイルス(HDV)が血液や体液を介して感染することで起こる血清肝炎。HDVはHBV(B型肝炎ウイルス)の存在下でのみ増殖するため、B型肝炎患者だけが感染する。
ディーがたかんえん‐ウイルス【D型肝炎ウイルス】
D型肝炎の原因となる肝炎ウイルス。RNAをゲノムとするRNAウイルスで、血液・体液を介して感染する。B型肝炎ウイルスが共存している場合にだけ増殖できる不完全ウイルスであるため、B型肝炎患者にしか...
デイ‐ホスピタル【day hospital】
精神障害者や高齢患者が、入院に劣らない手厚い治療を受けながらも、家庭や社会から孤立しないようにするため、昼間だけ預かり治療を行う医療機関。
デジタル‐じょうざい【デジタル錠剤】
小型のセンサーを埋め込んだ、医薬品の錠剤。服用すると、センサーが胃液と反応して信号を発し、患者の服薬状況を記録する。2017年、米国FDA(食品医薬品局)が初めて承認した。デジタルメディシン。
でんせん‐びょういん【伝染病院】
主として法定伝染病(伝染病予防法で規定)の患者を隔離収容して治療を行っていた病院の呼称。平成11年(1999)の同法廃止以降は、この呼称は使用されなくなった。かわって制定された感染症予防法では、...
とうつうかんわ‐ケア【疼痛緩和ケア】
激しい身体的痛みに襲われる患者に対し、モルヒネや鎮痛剤を使用して痛みを取り除き、患者が楽に暮らせるようにする医療や看護をいう。疼痛を伴う末期癌(がん)患者などに対して行われる。→緩和ケア
とうぼうくそたわけ【逃亡くそたわけ】
絲山秋子の小説。博多の精神病院を抜け出した2人の患者の逃亡劇を描く。平成17年(2005)刊行。平成19年(2007)、本橋圭太監督により映画化。
とう‐やく【投薬】
[名](スル)病気や症状に応じて薬を与えること。「患者に—する」