ハーム‐リダクション【harm reduction】
《harmは害、reductionは減少の意》薬物やアルコールなどの濫用・依存習慣について、ただちに止めさせることを目的とせず、身体的・社会的な悪影響を減らすことに主眼を置いた取り組み。薬物依存...
バイタルサイン‐センシング【vital signs sensing】
心拍・脈拍・血圧・心電・血中酸素濃度などを各種センサーによって測定する技術。従来の臨床現場における患者の病態把握に加え、健常者が同技術を組み込んだウエアラブル端末を装着し、バイタルサインを常時計...
バスキュラー‐アクセス【vascular access】
血液透析を行う際に、体内から血液を取り出し、再び体内に戻すために患者に造設される血液の経路。手首付近の動脈と静脈を手術でつなぎあわせる内シャントや、上腕の動脈を皮下に移動させて穿刺(せんし)する...
バベシア‐しょう【バベシア症】
原虫の一種バベシアによる感染症。動物を吸血するダニの唾液を介して感染し、赤血球内部で生育する。発症すると、頭痛、発熱、疲労感などの症状が現れる。脾臓(ひぞう)を摘出した人や機能が弱っている人、エ...
パーキンソン‐びょう【パーキンソン病】
脳底部にある線条体などが変性し、ドーパミンが不足するために起こる疾患。手指の震え、筋肉のこわばりなどから始まり、徐々に進行して高度の運動障害がみられるようになる。中年以降に多い。英国の医師パーキ...
ひ‐びょういん【避病院】
法定伝染病(伝染病予防法で規定)の患者を隔離・収容していた伝染病院の通称。平成11年(1999)の伝染病予防法廃止、感染症予防法施行以降は、この呼称は使用されなくなった。
ひふ‐もんがしょう【皮膚紋画症】
皮膚をこすった跡に線状に貧血や充血・隆起がみられる現象。アトピー性皮膚炎や蕁麻疹(じんましん)の患者にみられることがある。皮膚描画症。
ひほけんしゃしかく‐しょうめいしょ【被保険者資格証明書】
特別の事情がなく国民健康保険料(税)の納付期限後1年を経ても納めない場合に、市区町村から交付される資格証明書。通常の保険証は返還を求められる。資格証明書では患者は医療費の全額を自己負担し、後日領...
ひょうしょく‐しょう【氷食症】
氷を好んで食べる異常食欲症状。厳密な定義はなく、一般に、1日で製氷皿1皿以上を食べるものをいう。原因は明らかではないが、鉄欠乏性貧血の患者に比較的多いとされる。
ヒーラ‐さいぼう【ヒーラ細胞】
《HeLa cell》ヒトの子宮頸癌(しきゅうけいがん)組織から1951年に分離され、培養・維持されている細胞株。ウイルス・癌(がん)・細胞融合などの研究に用いられる。名は原患者氏名の略称による...