悪(あく)に強(つよ)いは善(ぜん)にも強(つよ)い
大悪人がいったん改心すると、非常な善人となるものだ。→善に強い者は悪にも強い
あく‐にん【悪人】
心のよくない人。悪事を働く人。悪漢。⇔善人。
あくにん‐がた【悪人形】
「悪形(あくがた)」に同じ。
あくにんしょうき‐せつ【悪人正機説】
阿弥陀仏(あみだぶつ)の本願は悪人を救うためのものであり、悪人こそが、救済の対象だという考え方。親鸞(しんらん)の念仏思想の神髄とされる。
あく‐ねん【悪念】
悪事をたくらむ心。悪心。
あくのはな【悪の華】
《原題、(フランス)Les Fleurs du Mal》ボードレールの詩集。1857年刊。詩人の誕生から死に至る魂の遍歴を新しい詩風で描き、近代詩の源流となった。
あく‐ば【悪婆】
1 心のよくない老女。意地の悪い老女。 2 歌舞伎の役柄の一つで、悪事を働く中年女の役。毒婦の性格をもつ。生世話(きぜわ)狂言を特色づけた役柄で、扮装・演出にも定型がある。
あく‐ば【悪罵】
[名](スル)口汚くののしること。また、その言葉。「聴衆の面前で—する」
あく‐ば【悪馬】
癖の悪い馬。癇(かん)の強い馬。あくめ。
あく‐ひつ【悪筆】
へたな字。また、字がへたなこと。「生来の—」