したきり‐すずめ【舌切り雀】
日本の昔話。原型は宇治拾遺物語に「腰折れ雀」の話がみえる。心やさしい爺(じじ)のかわいがっていた雀が糊(のり)をなめたので、意地悪な婆(ばば)は怒ってその舌を切って追い出す。爺は雀の宿をたずねて...
しょ‐にん
[名・形動]《近世江戸語》意地の悪いこと。薄情なこと。また、そのさま。「おためごかしな—な奴はおつき合はねえ」〈洒・仲街艶談〉
しり‐よわ【尻弱】
[名・形動ナリ]気が弱いこと。また、そのさま。「理屈をこね、根性骨道礼(みちれ)なく、底意地きたなく、—に臆病なり」〈仮・浮世物語・三〉
じゃ‐けん【邪険/邪慳】
[名・形動]相手の気持ちをくみ取ろうとせずに、意地悪くむごい扱いをすること。また、そのさま。邪見。「—に突っ放す」
じゃ‐の‐め【蛇の目】
1 ヘビの目。また、それに似た、意地悪く冷酷そうな目。 2 ヘビの目のように太い輪の形をした図形。また、その形の紋所の名。 3 「蛇の目傘」の略。 4 「蛇の目回し」の略。 5 「蛇の目の砂」の略。
じょう【情】
1 物に感じて動く心の働き。感情。「憂国の—」「好悪の—」「知—意」 2 他人に対する思いやりの気持ち。なさけ。人情。「—の深い人」「—にもろい」 3 まごころ。誠意。 4 意地。 5 特定の相...
情(じょう)が強(こわ)・い
意地っ張りである。強情である。
じょう‐ごわ【情強】
[名・形動]意地っ張りで、自分の主張を容易に変えないこと。また、そういう人や、そのさま。強情。「なんて—な奴なんだ」
じょう‐はり【情張り】
[名・形動]《「じょうばり」とも》強情を張ること。また、そのさまやその人。意地っ張り。情ごわ。「—なやつ」「—者」
情(じょう)を張(は)・る
意地を張る。「—・って拒みつづける」