せいじんティーさいぼう‐はっけつびょうウイルス【成人T細胞白血病ウイルス】
ヒトのリンパ球に感染し、成人T細胞白血病やHAMの原因となるレトロウイルス。授乳で母から子へ、性行為で男性から女性に感染する。ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV)と同義にも用いる。ヒトT細胞白血...
せいてき‐どうい【性的同意】
性行為の際に、それを積極的に望んでいるかを互いに確認し合うこと。行為そのもののほか、避妊・感染症予防の方法などについての同意も含む。
せい‐びょう【性病】
性行為によって感染する病気。性病予防法では梅毒・淋病(りんびょう)・軟性下疳(なんせいげかん)・鼠蹊(そけい)リンパ肉芽腫症の四つが定められていた。平成11年(1999)同法は廃止され、代わって...
せいぶつ‐のうやく【生物農薬】
化学農薬の代わりに、害虫の天敵や昆虫に感染する昆虫病原糸状菌を利用すること。
せいぶん‐ワクチン【成分ワクチン】
感染防御に役立つ抗原を主成分とするワクチン。抗原以外の物質をできる限り除去するため、副作用を起こしにくい。百日咳、インフルエンザ、B型肝炎のワクチンに用いられる。
せき‐エチケット【咳エチケット】
インフルエンザなどの感染拡大を防ぐための、咳やくしゃみをするときのマナー。マスクを着用する、マスクのない場合はティッシュや上着の内側などで口や鼻を覆う、など。唾液の飛沫を抑えることを目的とする。
せきじゅうじ【赤十字】
戦時に、敵味方の区別なしに傷病者の救護、捕虜や避難民の保護を行う目的で設立された国際協力組織。現在では平時においても災害救助・病院経営・感染症の予防・衛生思想の普及などの事業を行っている。18...
セキュリティー‐インシデント【security incident】
コンピューターネットワークや情報管理システムの運用で、保安上の脅威となる事象。外部からの不正アクセスやコンピューターウイルスの感染、内部からの情報漏洩(ろうえい)など。情報セキュリティーインシデント。
せき‐り【赤痢】
急性の消化器系感染症の一。感染症予防法では、病原体によって細菌性赤痢(3類感染症)とアメーバ赤痢(5類感染症)に分けられる。飲食物を介して経口感染する。アメーバ赤痢は熱帯・亜熱帯に多く、日本では...
せっきょくてき‐えきがくちょうさ【積極的疫学調査】
感染症の集団感染が発生した際に、その状況・動向・原因など集団感染の全体像を調査すること。感染症予防法に基づいて、保健所や国立感染症研究所などが行う。感染者や接触者を調査し、感染源・感染経路などを...