ごけん‐けんぽう【五権憲法】
中国の孫文が提唱した政府組織の原則。行政・立法・司法の三権に、中国古来の考試・監察の二権を加えたもの。
しぎ‐けんぽう【私擬憲法】
明治13年(1880)前後に民間で作成された憲法草案。植木枝盛(うえきえもり)の「日本国国憲按」、立志社の「日本憲法見込案」、千葉卓三郎・鈴木安蔵らの「五日市憲法草案」など。
しん‐けんぽう【新憲法】
旧憲法(大日本帝国憲法)に対して、現行の日本国憲法の称。
じしゅ‐けんぽう【自主憲法】
他国の干渉なしに、自国民によって制定された憲法。 [補説]日本国憲法がアメリカの強い影響下で制定されたとする立場から、それを改正して自主憲法を制定すべきという議論がある。
じゅうしちじょう‐けんぽう【十七条憲法】
⇒憲法十七条
スターリン‐けんぽう【スターリン憲法】
1936年にスターリンを起草委員長として制定されたソ連の憲法。国営企業・コルホーズなどからなる社会主義経済機構、労働権と民族の平等、自治権などを定めた。
せいぶん‐けんぽう【成文憲法】
文章の形式で表現されている憲法。⇔不文憲法。
だいにっぽんていこく‐けんぽう【大日本帝国憲法】
明治22年(1889)2月11日、明治天皇によって公布され、翌年11月29日に施行された欽定憲法。天皇主権を原理とする成文憲法で7章76か条からなる。天皇の大権、臣民の権利・義務、帝国議会の組織...
ていこく‐けんぽう【帝国憲法】
「大日本(だいにっぽん)帝国憲法」の略。
なんせい‐けんぽう【軟性憲法】
特別の改正手続きによらず、通常の法律と同じ手続きで改正できる憲法。→硬性憲法