我(わ)が物(もの)と思(おも)えば軽(かる)し笠(かさ)の雪(ゆき)
《其角の句「我が雪と思へば軽し笠の上」から》自分のためとあれば苦労も負担に感じないことのたとえ。
わが‐や【我が家】
自分の家。また、自分の家庭。 [補説]作品名別項。→我が家
わがや【我が家】
《原題、(チェコ)Domov můj》ドボルザークの管弦楽曲。1883年作曲。チェコの劇作家・批評家・演出家ヨゼフ=カイエターン=ティルを主人公とする劇付随音楽の序曲として作曲された。我が故郷。
わがよ‐の‐はる【我が世の春】
何事も自分の思いどおりになる、最も得意な時期。「—を謳歌(おうか)する」
わがろうご【我が老後】
佐藤愛子のエッセー集。平成5年(1993)刊。「なんでこうなるの我が老後」「だからこうなるの我が老後」などの続編もある。
わぎえ【我家】
《「わがいえ」の音変化》自分の家。わがや。「愛(は)しけやし—の方よ雲居立ち来も」〈記・中・歌謡〉
わ‐ぎみ【我君/和君/吾君】
[代]二人称の人代名詞。親しみの気持ちを込めて呼びかける語。お前様。あなた。「—は何者ぞ、名のれ聞かう」〈平家・七〉
わご‐おおきみ【我ご大君】
「わがおおきみ」の音変化。「やすみしし—高照らす日の皇子」〈万・五二〉
わ‐ごぜ【我御前/和御前】
[代]二人称の人代名詞。女性を親しみを込めて呼ぶ語。あなた。おまえ。「—が常々あの男に」〈浄・用明天王〉
わ‐ごぼう【我御房/和御房】
[代]二人称の人代名詞。僧を親しみを込めて呼ぶ語。「—は命惜しくはなきか」〈今昔・二三・一九〉