たわけ・し【戯けし】
[形ク] 1 ばかばかしい。ふざけている。「地理も事情もしらぬいの、つくしに尽す—・き業も」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉 2 みだらである。好色がましい。「わらはを見てなめげにも、—・き心を発(おこ...
たわけ‐もの【戯け者】
おろかもの。ばかもの。また、人をののしっていう語。「この—めが、何をする」
たわ・ける【戯ける】
[動カ下一][文]たは・く[カ下二] 1 ふざけたことをする。ばかなことをする。たわむれる。「—・けたことを言うな」 2 常識からはずれたことをする。特に、みだらな行いをする。「遂にひそかに—・...
戯(たわ)けを尽(つ)く・す
非常にばかげた言動をする。「若気の至りで—・す」
たわ‐ごと【戯言】
《古くは「たわこと」とも》たわけた言葉。ばかばかしい話。また、ふざけた話。「—を聞くほど暇じゃない」「—をぬかすな」
たわ・し【戯し】
[形シク]みだらである。好色である。「さすがに—・しきに、からみまはさせておきたらむ」〈落窪・一〉
たわぶ・る【戯る】
[動ラ下二]《「たわむれる」の古形》「たわむれる」に同じ。「しきたへの床の辺去らず立てれども居れどもともに—・れ」〈万・九〇四〉
たわぶれ【戯れ】
「たわむれ」に同じ。「—にものたまふべきことにあらず」〈宇津保・俊蔭〉
たわぶれ‐あそび【戯れ遊び】
たわむれて遊ぶこと。あそびごと。遊戯。「—を好みて、心のままなる官爵にのぼりぬれば」〈源・少女〉
たわぶれ‐ごと【戯れ事】
「たわむれごと」に同じ。「—もまめごとも、同じ心に慰めかはして」〈源・椎本〉