にあがり‐しんない【二上り新内】
俗曲の一。二上りの調子で歌う、新内節のように哀調を帯びた小唄。江戸後期に流行した。
にいざ【新座】
埼玉県南部の市。江戸時代、野火止(のびどめ)用水の完成後に開発。平林寺がある。近年は東京のベッドタウン化が進む。人口15.9万(2010)。
にいはま【新居浜】
愛媛県東部、瀬戸内海に面する市。江戸時代から別子銅山の銅の積み出し港として発達、明治以後は重化学工業が発展。人口12.2万(2010)。
にいまなび【新学】
江戸後期の歌論書。1巻。賀茂真淵(かものまぶち)著。明和2年(1765)成立、寛政12年(1800)刊。復古主義に立ち、万葉集を重視すべきことを説いた。
にいまなびいけん【新学異見】
江戸後期の歌論書。1巻。香川景樹著。文化8年(1811)成立、同12年刊。賀茂真淵の「新学」に対して古今集を擁護し、現代主義を主張した。
におい‐あらせいとう【匂あらせいとう】
アブラナ科の多年草。高さ約30センチ。春から夏、香りのある大形の黄・赤色などの花を総状につける。南ヨーロッパの原産で、日本には江戸末期に渡来。観賞用。ケイランサス。
にかい‐ずし【二階厨子】
寝殿造りの室内家具の一。二段になった棚の下に両開きの扉をつけた脚つきの戸棚。
にかい‐まわし【二階回し】
江戸・東京の遊里で、妓楼の2階に勤め、座敷や道具類一切を取り扱った者。
にき‐め【和布】
《後世は「にぎめ」とも》柔らかな海草。ワカメの類。「角島(つのしま)の瀬戸のわかめは人のむた荒かりしかど我とは—」〈万・三八七一〉
にぎり‐ずし【握り鮨】
魚や貝などの種(たね)を、小さく握り固めた鮨飯にのせた鮨。江戸前鮨。