あか‐ガッパ【赤ガッパ】
柿渋(かきしぶ)で赤く染めた桐油紙(とうゆがみ)製のカッパ。江戸時代、下級の武士などが雨や雪のときに用いた。
あかがね‐かいどう【銅街道】
江戸時代、足尾銅山から産出した銅を運び出した街道。足尾から沢入(そうり)・花輪・大間々(おおまま)・大原を経て平塚(群馬県伊勢崎市)に至る。
あかさか‐やっこ【赤坂奴】
江戸の大名や旗本に仕え、槍(やり)持ち・挟み箱持ちなどを勤め、男だてを誇った中間(ちゅうげん)・若党(わかとう)の称。山の手奴。
あかし‐かいきょう【明石海峡】
明石市と淡路島との間にある幅が約4キロの海峡。大阪湾と播磨灘(はりまなだ)をつなぐ。古くから海上交通の要衝。両岸は白砂青松の景勝地として知られた。平成10年(1998)に明石海峡大橋が神戸市・淡...
あかしかいきょう‐おおはし【明石海峡大橋】
本州四国連絡橋ルートの一。明石海峡に架かる吊り橋で、兵庫県淡路市と兵庫県神戸市とを結ぶ。吊り橋としては世界最長の中央支間長(塔と塔との間の距離1991メートル)で、全長3911メートル。平成10...
あか‐だま【赤玉/赤珠】
1 赤色の玉。また、明るく輝く玉。 2 琥珀(こはく)。 3 赤褐色をした碧玉(へきぎょく)。水にぬれると赤みを増すので、庭石や水石(すいせき)などとして珍重される。佐渡などに産する。赤石。赤玉...
あかち‐だ【班田】
「はんでん(班田)」に同じ。「戸籍、計帳(かずのふむた)、—収め授くる法(のり)」〈孝徳紀〉
あかにしかきた【赤西蠣太】
志賀直哉の小説。江戸時代に仙台藩で起きた伊達騒動を題材とする。大正6年(1917)発表。昭和11年(1936)、伊丹万作監督・脚本により映画化。出演は片岡千恵蔵、瀬川路三郎ほか。
あかねぞら【あかね空】
山本一力の時代小説。江戸の豆腐屋夫婦を主人公にした作品。平成13年(2001)刊行。同年、第126回直木賞受賞。平成18年(2006)映画化。
あか‐ふね【赤船】
江戸後期、蝦夷(えぞ)の産物を江戸・大坂に運んだ、幕府直営の運送船。船体を赤く塗っていた。