て‐な・れる【手慣れる/手馴れる】
[動ラ下一][文]てな・る[ラ下二] 1 使いなれる。扱いなれる。「—・れた包丁を使う」 2 いつもしていて、なれている。熟練する。「—・れた仕事」
て‐なわ【手縄】
1 旗、または幕の乳(ち)に通して張り渡す縄。 2 口取りが馬をひく縄。 3 捕吏などが人を捕らえて縛るのに使う縄。
手(て)に汗(あせ)を握(にぎ)・る
見たり聞いたりしながら、興奮したり緊張したりする。手に汗握る。「—・る熱戦」
手(て)に余(あま)・る
物事が自分の能力以上で、その処置ができない。手に負えない。「—・る難問」
手(て)に合(あ)わ◦ない
1 自分の能力では扱いきれない。手に余る。手に負えない。「ギリシャ語となるとどうにも—◦ない」 2 手になじまない。「—◦ない包丁」
手(て)に入(い)・る
1 「手に入(はい)る」に同じ。「御蔭さまで、好い家が—・りまして」〈漱石・虞美人草〉 2 熟達する。熟練する。「場なれて—・ったあいさつ」
手(て)に入(い)・れる
自分の物にする。入手する。「希覯(きこう)本を—・れる」「大金を—・れる」
手(て)に負(お)え◦ない
自分の力では扱いきれない。手に余る。「—◦ないいたずらっ子」
手(て)に落(お)・ちる
その人の所有となる。支配下にはいる。手に帰する。「競売で業者の—・る」
手(て)に掛(か)か・る
1 直接に取り扱われる。「彼の—・れば簡単にかたづく」 2 殺される。「暗殺者の—・る」 3 世話を受ける。「継母の—・りていますかりければ」〈大和・一四二〉