すてご‐ばな【捨(て)子花】
ヒガンバナの別名。
すてご‐へん【捨(て)子偏】
子偏(こへん)の俗称。
すて‐ごま【捨(て)駒】
1 将棋で、先を読んで、相手に取らせる目的で駒を進めること。また、その駒。 2 全体のために使い捨てにされてしまう人や組織。捨て石。「会社の—にされる」
すて‐ごろし【捨(て)殺し】
危ないところを救わないで、見殺しにすること。「もとより北条殿にさえ—同様に見限られたる日蓮め」〈露伴・日蓮上人〉
すて‐さ・る【捨(て)去る】
[動ラ五(四)]思い切りよく捨てて、気にかけずにいる。「過去を—・る」
すて‐さんぼう【捨(て)三宝】
物を粗末に扱うこと。投げやり三宝。
すて‐ぜりふ【捨て台詞】
1 演劇、特に歌舞伎で、俳優が脚本に書いてないのにその場の雰囲気に応じて即興的に言う短いせりふ。 2 立ち去ろうとするとき、相手の返答を求めないで一方的に言い放つ言葉。捨て言葉。「—を残して去る...
すて‐そ【捨(て)訴】
江戸時代、訴状を評定所・奉行所や老中など要職者の門前にひそかに置き去ること。また、その訴状。正規の手続きでは受理されない告訴や密告などに行われた。捨て文。捨て訴状。
捨(す)てたものではな・い
役に立たないとして見限ることはない。まだまだ使い道がある。「この味はまんざら—・い」
すて‐だいこ【捨(て)太鼓】
江戸時代、時刻を知らせる太鼓を打つ前に、注意を引くために打ち鳴らした太鼓の音。