きょうとさつじんあんない【京都殺人案内】
和久峻三による推理小説のシリーズ名。京都府警の警部補音川音次郎が活躍する。第1作「死体の指にダイヤ」は昭和52年(1977)刊行。
きんだいち‐こうすけ【金田一耕助】
横溝正史の推理小説に登場する私立探偵の名。蓬髪(ほうはつ)で貧相な着物姿の中年男だが、鋭い洞察力で真相をあばく。
ぎょくれいよふたたび【玉嶺よふたたび】
陳舜臣の長編推理小説。昭和44年(1969)刊。著者は本作と「孔雀の道」で第23回日本推理作家協会賞を受賞。
ぎわくのよる【疑惑の夜】
飛鳥高の推理小説。昭和33年(1958)刊。
くじゃくのみち【孔雀の道】
陳舜臣の長編推理小説。昭和44年(1969)刊。神戸を舞台に、日英混血の女性が自身の親の過去をひもといていく。著者は本作と「玉嶺よふたたび」で第23回日本推理作家協会賞を受賞。
くるまひきさつじんじけん【車引殺人事件】
戸板康二の短編推理小説。昭和33年(1958)、「宝石」誌に掲載された、著者の小説家としてのデビュー作。名探偵、中村雅楽が活躍するシリーズ作品のひとつ。
くろねこ【黒猫】
《原題The Black Cat》ポーの短編小説。1843年発表。発作的に黒猫を惨殺したことから、あやまって妻を殺害して破滅するに至る男の病的な心理を推理小説的手法で描く。
クローズド‐サークル【closed circle】
推理小説のジャンル、または舞台設定の一つ。外界との接触が断たれた状況を扱った作品を指す。英国の推理作家アガサ=クリスティの「そして誰もいなくなった」がその代表例。
グリーンしゃのこども【グリーン車の子供】
戸板康二の短編推理小説。昭和50年(1975)、「小説宝石」誌に掲載。翌昭和51年(1976)の第29回日本推理作家協会賞短編部門賞受賞。
けいさつ‐しょうせつ【警察小説】
推理小説のジャンルの一。警察が関係する作品の総称で、特定の警察官を主人公にしたもののほか、警察による組織的な捜査を描いたものなどがある。