あいのコリーダ【愛のコリーダ】
大島渚監督・脚本による日仏合作映画の題名。昭和51年(1976)公開。若松孝二がプロデュース、崔洋一が助監督として参加。出演、藤竜也、松田英子ほか。昭和11年(1936)に起きた阿部定事件が題材...
あいのせいかつ【愛の生活】
金井美恵子の短編小説。太宰治賞への投稿作品で、昭和42年(1967)「展望」誌に掲載され同賞次席となる。昭和43年(1968)刊行の同名の短編小説集に収録。
あかいとり【赤い鳥】
児童文芸雑誌。大正7年(1918)創刊。昭和11年(1936)廃刊。鈴木三重吉主宰。芥川竜之介の「蜘蛛の糸」をはじめ、有島武郎・北原白秋らの創作童話・童謡を掲載。
あかいねこ【赤い猫】
仁木悦子の短編推理小説。車椅子の老女が探偵として活躍する。昭和55年(1980)「小説現代」誌に掲載。昭和56年(1981)、第34回日本推理作家協会賞(短編賞)受賞。
あかいはしのしたのぬるいみず【赤い橋の下のぬるい水】
辺見庸の中編小説。平成4年(1992)、雑誌「文学界」に掲載。平成13年(2001)公開の今村昌平監督による映画化作品がある。
あかいろうそくとにんぎょ【赤い蝋燭と人魚】
小川未明による創作童話。大正10年(1921)東京朝日新聞に掲載。欲のために人魚の信頼を裏切った人間に天罰が下される物語。
あかがえる【赤蛙】
島木健作の短編小説。昭和21年(1946)「人間」誌の創刊号に掲載。前年に結核で没した著者の遺作。自らの時代への抵抗と挫折を、急流に押し流される赤蛙の姿に重ね合わせた心境小説。
あかね【アカネ】
根岸短歌会の機関誌。明治41年(1908)に「馬酔木(あしび)」が終刊したのち、三井甲之の編集により創刊。短歌のほか小説、西洋文学や批評なども掲載する総合文芸雑誌となるが、伊藤左千夫らが離反して...
アグニのかみ【アグニの神】
芥川竜之介による創作童話。雑誌「赤い鳥」に大正10年(1921)1月号、2月号の2号にわけて掲載。大正8年(1919)に「中央公論」に発表した自身の小説「妖婆」を下敷きにした作品。
あさくさあかおびかい【浅草赤帯会】
川端康成の小説「浅草紅団」のうち、昭和5年(1930)「新潮」誌に掲載された部分の、発表当初の題名。