き‐が【帰臥】
[名](スル)官職を退いて故郷に帰り、静かに生活すること。「故山、虢略(かくりゃく)に—し、人と交を絶って」〈中島敦・山月記〉
き‐きょう【帰郷】
[名](スル)故郷に帰ること。帰省(きせい)。「お盆には—したい」 [補説]書名別項。→帰郷
ききょ‐らい【帰去来】
《陶淵明(とうえんめい)の「帰去来辞」から》官職を退いて故郷に帰ろうとすること。→帰りなんいざ
き‐こく【帰国】
[名](スル) 1 外国から母国に帰ること。帰朝。「外遊から—する」 2 故郷に帰ること。帰郷。「二三日うちに—する筈になっていたので」〈漱石・こゝろ〉
き‐しん【帰心】
1 故郷やわが家に帰りたいと願う心。「—が募る」 2 ある人を心から尊敬すること。心服。「—叛意(はんい)は己が身の為なり」〈性霊集・三〉
帰心(きしん)矢(や)の如(ごと)し
故郷やわが家に帰りたいと思う気持ちが非常に強い。
きせい【帰省】
宮崎湖処子の中編小説。明治23年(1890)刊。自身の故郷、三奈木村への思慕を、新体詩を交えた独特の美文で表現した出世作。
き‐そう【帰葬】
[名](スル)他郷で死んだ人の遺体を故郷に送り帰して葬ること。
きづた
《原題、(イタリア)L'Edera》イタリアの女流小説家、デレッダの長編小説。著者の故郷サルディーニャ島を舞台とする。1908年刊行。
きゅう‐り【旧里】
ふるさと。郷里。故郷。