べに‐ぐま【紅隈】
歌舞伎の隈取りの一。油紅で赤く隈取るもの。荒事系の英雄や、おかしみのある敵役に用いる。筋隈・猿隈など。
べんい‐たい【便衣隊】
その地方の住民と区別できない服装で敵地に入り、謀略・ゲリラ活動を行う部隊。日中戦争のとき、中国軍によって組織された。
べん‐ばく【弁駁/辯駁】
[名](スル)《「べんぱく」とも》他人の説の誤りを突いて論じ、攻撃すること。反駁(はんばく)。「論敵を—する」
ほう‐えん【方円】
1 四角と丸。方形と円形。「水は—の器に従う」 2 兵法で、陣立ての一。敵が鋒矢(ほうし)の備えで突撃してきたとき、それを包みこんで討つようにした円形の陣形。
ほうかぞう【放下僧】
謡曲。四番目物。牧野小次郎が禅僧の兄とともに放下僧のいでたちで芸を披露し、親の敵の利根信俊に近づいて仇(あだ)を討つ。
ほうごう‐ご【抱合語】
言語の類型的分類の一。さまざまな要素を連ねて、内容的には文に匹敵するような長い単語を形成しうる言語。エスキモー語やアメリカインディアン諸語など。輯合語(しゅうごうご)。
ほう‐さい【堡塞/堡砦】
要所に設けた敵を防ぐための小城やとりで。堡塁(ほうるい)。
ほう‐せん【砲戦】
[名](スル)火砲を撃ち合って戦うこと。砲撃戦。「港内の敵艦が陸上の陸兵と—致し居る者と見えて」〈独歩・愛弟通信〉
ほう‐てき【法敵】
仏法に敵対するもの。仏敵。
ほう‐どう【法幢】
1 仏法のこと。仏法を、敵を圧倒する猛将の幢(旗ほこ)にたとえていう。 2 禅宗で、説法があることを知らせるために立てる幟(のぼり)。