りゅうせき【流跡】
朝吹真理子の処女小説。平成21年(2009)、「新潮」誌に発表。平成22年(2010)、Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。
りょうがみ【両神】
金子兜太の第12句集。70歳を挟む9年間の作品をまとめたもの。題名は埼玉県秩父の両神山に由来。平成7年(1995)刊行。平成8年(1996)、第11回詩歌文学館賞受賞。
りょうさいしい【聊斎志異】
中国、清代の怪異小説集。16巻、445編。蒲松齢(ほしょうれい)著。1679年ごろ成立。1766年刊。聊斎は作者の書斎名。神仙・狐鬼・妖怪などと人間との情感豊かな交錯が簡潔な文語体で書かれ、怪奇...
りょう‐や【領野】
範囲。領域。「文学の新しい—」「大脳の視覚—」
リラのはな【リラの花】
与謝野鉄幹による訳詩集。大正3年(1914)刊行。「三田文学」「スバル」などの雑誌に掲載、紹介してきたヨーロッパの現代詩の日本語訳をまとめて出版したもの。
ルカによるふくいんしょ【ルカによる福音書】
新約聖書、四福音書の第3書。紀元80年代に書かれ、著者ルカは使徒パウロの協力者。新約聖書中最も文学的にすぐれた歴史的叙述とされる。ルカ福音書。ルカ伝。→福音書
ルジャ‐ひろば【ルジャ広場】
《Trg Luža》クロアチア最南端、アドリア海に面した都市ドゥブロブニクの旧市街にある広場。周囲をスポンザ宮殿、聖ブラホ教会などの歴史的建造物に囲まれ、中央には中世の騎士文学に登場するオルラン...
るすばんせんせい【るすばん先生】
児童文学作家、宮川ひろのデビュー作。昭和44年(1969)刊行。小学3年生のクラスに産休補助教員として赴任した女性教師と子どもたちの交流と別れを描く。
ルポルタージュ【(フランス)reportage】
1 新聞・雑誌・放送などで、現地からの報告。ルポ。 2 第一次大戦後に生まれた文学の一ジャンルで、社会的な事件などを作為を加えずに客観的に叙述するもの。報告文学。→記録文学
ルーゴンマッカールそうしょ【ルーゴンマッカール叢書】
《原題、(フランス)Les Rougon-Macquart》ゾラの連作小説群。副題は「第二帝政期におけるある一族の自然的・社会的歴史」。バルザックの「人間喜劇」に着想を得て企図された作品群で、フ...