まろ・む【丸む/円む】
[動マ四]丸くなる。まるまる。「袖口は—・み出でたる程」〈栄花・わかばえ〉 [動マ下二]「まろめる」の文語形。
み‐あわ・す【見合(わ)す】
[動サ五(四)]「見合わせる」に同じ。「今回の計画は—・すことにした」 [動サ下二]「みあわせる」の文語形。
み・す【見す】
[動サ四]《動詞「み(見)る」の未然形+尊敬の助動詞「す」からか》「見る」の尊敬語。ごらんになる。「やすみしし我が大君の—・し給ふ吉野の宮は」〈万・一〇〇五〉 [動サ下二]「みせる」の文語形。
みだ・る【乱る/紊る】
[動ラ五(四)]《「乱す」に先行して用いられたが、中世以降「乱す」にしだいに移行した》 1 秩序をなくすようにする。整っているものを崩す。「議場を—・らんと企てしが」〈竜渓・経国美談〉 2 ば...
み‐ちが・う【見違う】
[動ワ五(ハ四)]「見違える」に同じ。「—・うほど似ている」「数字を一桁(けた)—・う」 [動ハ下二]「みちがえる」の文語形。
み・つ【満つ/充つ】
[動タ五(四)](打消しの語を伴って用いる)ある基準・数量まで達する。「定員に—・たない」「10歳に—・たない子」「意に—・たない」 [動タ上二]「みちる」の文語形。 [動タ下二] 1 い...
み‐つ・く【見付く】
[動カ四]見慣れる。見てなじむ。「さまかたちのめでたきを—・きなば、さりともおろかになどは、よも思ふ人あらじ」〈源・東屋〉 [動カ下二]「みつける」の文語形。
みと・む【認む】
[動マ下二]「みとめる」の文語形。
み‐はぐ・る【見逸る】
[動ラ五(四)]見る機会をのがす。また、連れの人を見失う。「大切の人を—・っては一大事ですと」〈漱石・趣味の遺伝〉 [動ラ下二]「みはぐれる」の文語形。
み‐まちが・う【見間違う】
[動ワ五(ハ四)]「見間違える」に同じ。「見知らぬ人を友人と—・う」 [動ハ下二]「みまちがえる」の文語形。