けいびょういっぱん【京猫一斑】
成島柳北による漢文体の随筆集。明治7年(1874)刊行。京都、洛東の花街について記録した雑文集で、東京、柳橋の花街を主題とした「柳橋新誌」と対を成す。
けっ‐ぱん【血斑】
皮膚・粘膜の組織中に出血することによって起こる、紅色から黒紫色の斑点。
けんれつ‐はん【瞼裂斑】
結膜(白目)にできる黄色いしみのような隆起。紫外線やコンタクトレンズによる慢性的な刺激によって起こる。 [補説]「瞼裂」とは、上下のまぶたのあいだのこと。目を開いたときに外から見える眼球の部分で...
こうせい‐はくはん【硬性白斑】
網膜にできる境界が鮮明な白斑。破れた血管からしみ出た血液中のたんぱく質や脂質が沈着したもの。糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症などでみられる。→軟性白斑
こう‐はん【紅斑】
炎症性の充血によって皮膚にできる、淡紅色の発疹(ほっしん)。
こく‐はん【黒斑】
黒い斑点。
こじじょう‐はん【虎耳状斑】
ネコ科の動物の耳の裏にある白い斑点模様。ふつうイエネコには見られず、野生のネコ科の仲間とイエネコを区別する指標となる。
コプリック‐はん【コプリック斑】
麻疹(はしか)のとき、発病後2、3日して、ほおの内側にできる粟(あわ)粒大の白色の水疱(すいほう)。米国の医師コプリック(H.Koplik)が発見。
しきそせい‐ぼはん【色素性母斑】
褐色から黒色を呈する母斑。黒あざ。ほくろ。母斑細胞母斑。
し‐はん【死斑/屍斑】
死んだ人の皮膚に現れる、紫赤色あるいは紫青色の斑点。血液が自重で沈降するために生じ、下側となった部分に死後2、30分から現れ、6〜10時間後には全面に及ぶ。その程度から死後経過時間や死因の推定が可能。