ぎょう‐じつ【暁日】
《「きょうじつ」とも》 1 朝日。 2 明け方。あかつき。「—よそほひなす千騎の女」〈浄・国性爺〉
ぎょうねん‐すいにち【行年衰日】
陰陽道(おんようどう)で、生まれ年の干支(えと)と年齢の関係によってその人の忌むべき日と定めた日。
くえ‐にち【凶会日】
暦注の一。干支(えと)の組み合わせから、ある事柄をするのに最凶であるとされる日。二十数種あり、月ごとに定める。悪日。
くがつ‐いつか【九月五日】
江戸時代、半季奉公人の秋の出替わりの期日。9月の出替わり。「恋慕の道思ひ切りて—までの事を思ひしに」〈浮・一代女・五〉
く‐さいにち【九斎日】
在家の信者が特に仏の戒めを守る特定の日と月。毎月の8日・14日・15日・23日・29日・30日の六斎日と、正月・5月・9月の三長斎月。
くじ‐び【公事日】
訴訟裁判が行われる日。「今度の—に、両人ともに参りませい」〈狂言記・内沙汰〉
くすり‐び【薬日】
陰暦5月5日のこと。この日に薬玉(くすだま)を掛けたからとも、薬狩りをしたからともいう。薬の日。《季 夏》「ほととぎす鳴けども知らずあやめ草こぞ—のしるしなりける」〈貫之集〉
くもり‐び【曇(り)日】
空が曇っている日。曇日(どんじつ)。
くらいひ【暗い日】
《原題、(オランダ)De Sombere Dag》ブリューゲルの絵画。板に油彩。縦118センチ、横163センチ。黒雲に覆われた早春の空の下、薪用の木の枝を刈る農民の姿が描かれる。ウィーン美術史美...
くれのにじゅうはちにち【くれの廿八日】
内田魯庵の中編小説。明治31年(1898)「新著月刊」誌に掲載。