知者(ちしゃ)は惑(まど)わず勇者(ゆうしゃ)は懼(おそ)れず
《「論語」子罕(しかん)から》道理に通じた者は、事をなすにあたって迷いがなく、勇気ある者はどのような事態にも臆することがない。
知者(ちしゃ)は水(みず)を楽(たの)しみ仁者(じんしゃ)は山(やま)を楽(たの)しむ
《「論語」雍也(ようや)から》知者が物事を円滑に処理するようすを、水が1か所にとどまることなく流れることにたとえ、仁者が欲に動かされず天命に安んずるようすを、不動の山にたとえていう。
知者(ちしゃ)は水(みず)を楽(たの)しむ
《「論語」雍也(ようや)から》知者は事物の理に通じ、迷って滞ることがないので、よどみなく流れる川を好み、親しむ。→仁者は山を楽しむ
知者(ちしゃ)も千慮(せんりょ)に一失(いっしつ)あり
⇒千慮の一失
ち‐しょう【知将/智将】
はかりごとや戦略・戦術にすぐれた大将。「球界の—」
ち‐じゅつ【知術/智術】
知恵をしぼった計略。巧みなはかりごと。
ち‐すい【智水】
1 仏語。仏の智慧(ちえ)を、煩悩(ぼんのう)を洗い流す水にたとえていう語。 2 灌頂(かんじょう)の際、阿闍梨(あじゃり)が仏の智慧を与える意味で行者の頭へ注ぐ水。
ち‐とく【知徳/智徳】
1 知恵と人徳。学識と徳行。「—をそなえる」 2 (智徳)仏語。仏の三徳の一。仏が智慧(ちえ)によって一切のものを照らし見通す徳。
智(ち)に働(はたら)けば角(かど)が立(た)つ情(じょう)に棹(さお)させば流(なが)される
理知だけで割り切っていると他人と衝突するし、他人の感情を気遣っていると、自分の足をすくわれる。夏目漱石の小説「草枕」の冒頭の部分。
ち‐のう【知嚢/智嚢】
知恵のたくわえ。また、知恵に富んだ人。知恵袋。「—を絞る」