あん‐しゅう【暗愁】
心を暗くする悲しい物思い。「—が彼の心を翳って行った」〈梶井・冬の日〉
あん‐しょ【暗所】
光の差さない、暗い場所。「—で発光する物質」⇔明所。
あん‐しょう【暗唱/暗誦/諳誦】
[名](スル)暗記したことを口に出して唱えること。あんじゅ。「詩を—する」
あん‐しょう【暗礁】
1 水面下に隠れていて見えない岩や珊瑚礁(さんごしょう)。隠れ岩。 2 急に遭遇した困難。
あん‐しょう【暗証】
1 本人であることを証明する暗号として、あらかじめ登録する文字や番号。 2 仏語。不立文字(ふりゅうもんじ)の真意を誤解し、もっぱら座禅によって悟りを得ようとし、経典の研究をおろそかにすること。
暗礁(あんしょう)に乗(の)り上(あ)・げる
思わぬ障害が出てきて物事の進行が阻まれる。「捜査が—・げる」
あんしょう‐の‐ぜんじ【暗証の禅師】
暗証2をもっぱらとする禅僧を、他宗からあざけってよぶ語。→文字(もんじ)の法師
あんしょう‐ばんごう【暗証番号】
該当者か否かをコンピューターで照合するための暗証用の数字。現金自動支払機などで使用。
あんしょ‐きょうふしょう【暗所恐怖症】
恐怖症の一。暗闇や暗い所に対して恐怖や不安を覚え、息切れ・吐き気・動悸(どうき)などを生じる症状。
あん‐しょく【暗色】
それぞれの色で、明るさの度合いが低く、暗い感じのするもの。⇔明色。