ささてん‐ぼだい【/𦬇点菩提】
仏書などの書写に使われる略記法で、「菩薩」を表す略字「𦬇(ささぼさつ)」の右脇下に点を打って菩提を表す字。
ささ‐ぼさつ【𦬇/𦬇菩薩】
「菩薩」の2字の草冠を合わせて「𦬇」とだけ書いた字。「菩薩」の略字として、仏書などの書写に多く使われる。片仮名の「サ」を重ねたように見えるのでいう。
しき‐ご【識語】
写本・刊本などで、本文のあと、または前に、書写・入手の由来や年月などを記したもの。特に、後人の書き加えたものをいう。しご。
し‐しょ【試書】
書写の授業で、始めに手本を見ずに書くこと。また、その書いた文字。授業の最後に書いたものと比較することで、達成度や成果が確認できる。試し書き。
し‐しょう【史生】
《「しじょう」とも》律令制で、中央諸官庁や諸国の主典(さかん)の下に属し、公文書の書写や修理などに従った下級の書記官。一分(いちぶ)の官。ふみびと。しせい。
しゃ【写〔寫〕】
[音]シャ(呉)(漢) [訓]うつす うつる [学習漢字]3年 1 ありのままにうつし取る。「写経・写実・写生/活写・手写・書写・謄写・筆写・描写・複写・模写」 2 物の像をスクリーンやフィルム...
しゃ‐きょう【写経】
[名](スル)経文を書写すること。また、書写した経文。仏典の保存や仏典書写による功徳(くどく)などを目的とする。
しゃ‐ほん【写本】
手書きによって本を写すこと。また、その書写された本。日本では、写経がその始まり。→刊本 →版本
しゅう‐じ【習字】
文字を正しく、美しく書く練習。もと、小・中学校における国語科の一分野。現在では書写といい、硬筆と毛筆とによって指導される。
しゅう‐れん【習練】
[名](スル)よく練習すること。「書写を—する」