き‐うら【木裏】
板の、樹心に近い面。⇔木表。
き‐おい【木負い】
軒が二軒(ふたのき)になっている場合に、地垂木(じだるき)の先端に置かれる横木。
き‐おもて【木表】
板の、樹心から遠い面。⇔木裏。
き‐おり【木折り/気折り】
[名・形動ナリ]無骨で愛想のないこと。また、そのさま。「田舎侍の、—に強(こはごは)しかりけるが」〈盛衰記・三〉
木(き)から落(お)ちた猿(さる)
頼りとするものを失って、どうしてよいかわからないことのたとえ。
き‐が【木香】
1 木材のかおり。「—の残る新築の家」 2 酒に移った樽(たる)の香。「たまには杉の—の躍り出る奴を呑ませ」〈露伴・新浦島〉
き‐がしら【木頭/柝頭】
歌舞伎で、幕切れに打つ拍子木の最初の音。きのかしら。
き‐がた【木型】
木製の原型。鋳物・陶器・靴などを作るときに用いるものがある。
き‐がね【木尺/木矩】
表具師が、模様のゆがみを調べるのに使う木の定規。
木(き)が入(はい)・る
演芸・演劇・相撲などで、開場・開幕・口上などの合図に拍子木が打たれる。