ほん‐ぜん【本膳】
1 日本料理の正式の膳立てで、二の膳・三の膳などに対して、主となる膳。飯・汁・なます・煮物・香の物をつけて客の正面に据える。一の膳。 2 「本膳料理」の略。
ほんぜん‐の‐せい【本然の性】
中国宋代の儒学者が人間性について提起した学説の一。すべての人が平等に持っているとされる、天から与えられた自然の性。→気質の性
ほんぜん‐りょうり【本膳料理】
正式の日本料理の膳立てで、冠婚葬祭に用いる儀式料理。本膳と、二の膳・三の膳などを加える。献立には一汁三菜・二汁七菜・三汁七菜などもあるが、二汁五菜が一般的。
ほん‐そ【本訴】
民事訴訟で、反訴・訴訟参加などが行われる場合、その契機となった係属中の訴訟。
ほん‐そう【本葬】
《「本式の葬儀」の意》(密葬に対し)有名人の逝去に際し、多数の人々の弔問を受けるために大きな会場で挙行される大規模な葬式。主催は故人の属した会社や団体であることが多い。準備に時間がかかるため密葬...
ほん‐そく【本則】
1 根本・標準になる規則。原則。たてまえ。 2 法令の本体となる部分。⇔付則。
ほんそめわけ‐べら【本染分遍羅】
ベラ科の海水魚。全長12センチくらいで、目を通って体側を黒い線が走り、尾にかけて幅広になる。クエなど大形魚の口中にいる寄生虫を食べる。名は、細染分(ほそそめわけ)の音変化による。ちごべら。
ほん‐ぞう【本草】
1 草木。植物。 2 漢方で、薬用とする植物。薬草。また、薬用となる動植鉱物の総称。 3 「本草学」の略。
ほんぞう‐か【本草家】
本草学にくわしい人。本草学者。
ほんぞう‐がく【本草学】
中国古来の植物を中心とする薬物学。500年ころ陶弘景のまとめた「神農本草」が初期文献で、明の李時珍が「本草綱目」に集大成。日本には平安時代に伝わり、江戸時代に全盛となり、中国の薬物を日本産のもの...