あく‐じょうけん【悪条件】
物事の成功や成立を阻むような条件。「—が重なる」
かいじょ‐じょうけん【解除条件】
すでに生じている法律行為の効力を消滅させる条件。「落第すれば給費をやめる」の場合の「落第すれば」など。→停止条件
かくてい‐じょうけん【確定条件】
前に述べる事柄がすでに成り立っているものとして、後の事柄に続ける表現形式。「雨が降ったから(ので)…」の類の順接条件と、「雨が降ったが(けれども)…」の類の逆接条件とがある。既定条件。→仮定条件
かてい‐じょうけん【仮定条件】
前に述べる事柄を仮定して、後の事柄に続ける表現形式。「もし雨が降ったら(ると)…」の類の順接条件と、「もし雨が降っても(でも)…」の類の逆接条件とがある。→確定条件
きょうかい‐じょうけん【境界条件】
ある決まった大きさの空間や物体内で起こる物理現象を考えるとき、その境界や物体表面において現象の起こり方を規定する条件。また、ある領域の微分方程式の解を求める際に、その領域の境界上で与えられる条件。
こうえき‐じょうけん【交易条件】
輸出品一単位と交換に入手できる輸入品の数量。輸出物価指数を輸入物価指数で割った数値で表す。商品交易条件。貿易条件。
こうかん‐じょうけん【交換条件】
物事を引き受けたり承知したりする代わりとして出す条件。
こう‐じょうけん【好条件】
ある目的にかなう都合のよい条件。有利な条件。「—を提示する」
コッホ‐の‐じょうけん【コッホの条件】
⇒コッホの原則
しじょうきんこうのあんていじょうけん【市場均衡の安定条件】
数学者園正造による論文。昭和19年(1944)、京都帝国大学(現在の京都大学)経済学会発行の「経済論叢」第58号に発表。