にしフランク‐おうこく【西フランク王国】
843年のベルダン条約、870年のメルセン条約を経て3分割されたフランク王国の西方の部分。カール2世が継承したが、王権が弱く、ノルマン人の侵入、封建貴族の台頭に苦しみ、987年カロリング朝は断絶...
にじゅう‐ひかぜい【二重非課税】
多国籍企業が、居住地国と源泉地国のどちらでも課税されないこと。各国間の課税制度の違いや二重課税の回避を目的とする租税条約を濫用した、租税回避行為の一つ。
にちえい‐つうしょうこうかいじょうやく【日英通商航海条約】
明治27年(1894)日清戦争の直前、駐英公使青木周蔵と英外相キンバレーによりロンドンで調印された条約。治外法権の廃止に成功し、安政の仮条約の不平等性の一つが解消した。
にちえい‐どうめい【日英同盟】
明治35年(1902)日本と英国との間に結ばれた同盟条約。ロシアのアジア進出の牽制(けんせい)を目的とし、一方の締結国が2国以上と戦争状態に入った時には他方の締結国も参戦することを協約した。日本...
にちどくい‐さんごくどうめい【日独伊三国同盟】
昭和15年(1940)日本・ドイツ・イタリアの間で結ばれた軍事同盟条約。日独伊防共協定が、第二次大戦初頭のドイツ優勢の状況下で発展、成立したもの。敗戦により崩壊。
にちべい‐あんぜんほしょうきょうぎいいんかい【日米安全保障協議委員会】
日米安保条約に基づいて、安全保障の基盤をなす問題について検討する閣僚級の会合。日本の外務大臣・防衛大臣、米国の国務長官・国防長官の4閣僚によって構成され、両国政府間の相互理解の促進や安全保障分野...
にちべい‐あんぜんほしょうじょうやく【日米安全保障条約】
昭和26年(1951)9月、サンフランシスコ講和条約調印と同時に日米間で締結された条約。日本の安全を保障するため、米軍の日本駐留などを定めた。昭和35年(1960)新条約に改定され、軍事行動に関...
にちべい‐あんぜんほしょうたいせい【日米安全保障体制】
日米安全保障条約を基軸とする日本と米国の同盟関係をいう。安保体制。 [補説]非核三原則を堅持し、必要最小限の防衛力を保持する政策をとる日本は、自衛力だけでは国の安全を脅かすあらゆる事態には対処で...
にちべい‐あんぽじょうやく【日米安保条約】
《「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」の通称》⇒日米安全保障条約
にちべい‐ぎょうせいきょうてい【日米行政協定】
日米安全保障条約第三条に基づき、昭和27年(1952)に締結された在日米軍に関する細目協定。施設の提供、出入国・裁判管轄権などについて詳細に規定した。同35年、日米地位協定として継承。