その‐こと【其の事】
取り立てていうような事柄。大事な用事など。「用ありて行きたりとも、—果てなば、とく帰るべし」〈徒然・一七〇〉
そびえ‐た・つ【聳え立つ】
[動タ五(四)]山などがとりわけ高く立つ。「雪野の果てに—・つ雷電峠を」〈有島・生れ出づる悩み〉
たい‐せい【泰西】
《西の果ての意》西洋。または、西洋諸国。「—名画」⇔泰東。
たい‐とう【泰東】
《東の果ての意》東洋。⇔泰西。
たに‐の‐と【谷の戸】
谷の入り口。谷口。「—を閉ぢや果てつるうぐひすの待つに音せで春も過ぎぬる」〈拾遺・雑春〉
だい‐とう【大東】
東の果て。極東。また、日本の異称。
ち【地】
1 天に対して、地上。人間が生活し、動植物が生息・繁茂する大地。「天と—」 2 地面。地上。「枯れ葉が—に落ちる」 3 海に対して、陸地。おか。「—の果て」 4 場所。ところ。「安住の—」「思い...
ち‐かく【地角】
1 大地のすみ。遠く隔たった土地の果て。 2 岬(みさき)のこと。地嘴(ちし)。
ち‐ち【遅遅】
[名](スル) おくれること。とどこおること。「今更—する事かはと辞(ことば)鋭く議せらるれども」〈条野有人・近世紀聞〉
[ト・タル][文][形動タリ] 1 物事の進行がおそいさま。ゆっくり...
ち‐へい【地平】
1 大地のなだらかな広がり。遠くまで続く、起伏の少ない大地。「はるかなる—の果て」 2 「地平線」の略。 3 (比喩的に)物事を考えたり判断したりする際の、思考の及ぶ範囲。「文学の新しい—を開く」