びょう‐ぜん【渺然】
[ト・タル][文][形動タリ]果てしなく広々としているさま。「—たる海原」
びょう‐ばく【渺漠】
[ト・タル][文][形動タリ]広くて果てしのないさま。「—たる原野」
びょう‐びょう【淼淼】
[ト・タル][文][形動タリ]水面の果てしなく広がるさま。「—たる大海原」
びょう‐びょう【渺渺】
[ト・タル][文][形動タリ]果てしなく広いさま。遠くはるかなさま。「朝日が—たる波の彼方に昇ると船はからからと錨を揚げ」〈菊池寛・俊寛〉
びょう‐ぼう【渺茫】
[ト・タル][文][形動タリ]遠くはるかなさま。広く果てしないさま。「夕の海は—として」〈風葉・恋ざめ〉
びょう‐まん【渺漫】
[ト・タル][文][形動タリ]果てしなく広がっているさま。渺渺。「暴水漲(みなぎ)り田地を浸して稲の穂を没し、—として沼の如く」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
フィニステレ【Finisterre】
スペイン北西部、ガリシア州の町。イベリア半島北西岸に位置し、大西洋に南方に伸びるフィニステレ岬がある。「地の果て」を意味するが、同国最西端は北方約20キロメートルに位置するトゥリニャン岬。
ふ‐づく・る【文作る】
[動ラ四] 1 作り整える。物事を整える。「障子張るに、紙を—・るともいふ」〈色道大鏡・一〉 2 うわべをつくろって欺く。だます。「いたづら女の身の果ては、皆御坊を—・る仕掛けなり」〈浮・好色貝...
普天(ふてん)の下(もと)率土(そっと)の浜(ひん)
《「詩経」小雅・北山の「溥天の下(もと)王土に非ざる莫く、率土の浜王臣に非ざる莫し」から》天があまねくおおう所と、地の続く果て。全世界。天下。
ふる‐い【古井】
古く荒れ果てた井戸。古井戸。「城あとや—の清水先(まづ)問はん」〈笈日記〉