クラインフェルター‐しょうこうぐん【クラインフェルター症候群】
身体は男性であるが、精巣の発育障害、女性型の乳房、無精子症を示す病気。性染色体の構成がXXYになったものが多い。米国の医師クラインフェルター(H.F.Klinefelter Jr.)が報告。
クロマチド【chromatid】
⇒染色分体
クロマチン【chromatin】
⇒染色質
クロムさん‐ナトリウム【クロム酸ナトリウム】
クロム鉱をソーダ灰と混合して焙焼(ばいしょう)し、水で抽出して得られる黄色の結晶。水に溶け、強い酸化剤。顔料の製造、染色などに用いる。
クロム‐せんりょう【クロム染料】
媒染剤に主としてクロム塩を用いる酸性媒染染料。羊毛・絹・ナイロンなどの染色に用いる。
グラムいんせい‐きん【グラム陰性菌】
グラム染色によって染色されない細菌の一群。細胞膜は2層。チフス菌・赤痢菌・大腸菌・ペスト菌・コレラ菌など。
グラム‐せんしょく【グラム染色】
細菌の分類に用いられる染色法。石炭酸ゲンチアナ液やルゴール液で染色し、水またはアルコールで脱色してから、さらにサフランなどで染色する。最初の液が脱色されずに濃紫色に染まるものをグラム陽性菌、脱色...
グラムようせい‐きん【グラム陽性菌】
グラム染色によって染色される細菌の一群。細胞膜は1層。結核菌・ジフテリア菌・破傷風菌・ぶどう球菌など。
けいこう‐けんびきょう【蛍光顕微鏡】
試料に紫外線などの励起光を照射し、試料が発する蛍光を観察する顕微鏡。医学、生物学の分野で広く用いられ、試料を蛍光色素で染色することにより、特定の部位や細胞などを選択的に観察したり、検査したりできる。
けいこう‐ひょうはくざい【蛍光漂白剤】
蛍光染料で、染料そのものは無色であるが、繊維などに染色して青い蛍光を発し、黄ばみを補色によって打ち消し、白く見せる効果のあるもの。