なまり‐ビスマス【鉛ビスマス】
鉛とビスマスの合金。融点セ氏125度。沸点セ氏1670度。水や空気に触れても激しく反応しないことから、高速炉の冷却材や、加速器駆動未臨界炉における核破砕反応のターゲット物質としての利用が検討され...
にかく‐さくたい【二核錯体】
中心となる原子が二つある錯体。複核錯体。→単核錯体 →多核錯体
にが‐いちご【苦苺】
バラ科の落葉低木。山野に生え、高さ30〜50センチ。枝にとげがある。葉は三つに裂けていて、裏面は粉白色。春、白い花を開く。実は赤く熟し、食べられるが、核が苦い。五月いちご。
にじ‐うちゅうせん【二次宇宙線】
一次宇宙線が地球大気に入射してつくる宇宙線。空気の原子核と衝突して生じたπ(パイ)中間子が、さらに分裂して生じた電子やμ(ミュー)中間子など。
にじ‐きょうせい【二次共生】
太古の地球で生じたとされる、真核生物が葉緑体やミトコンドリアと一次共生をする他の真核生物を取り込む共生。
にじ‐こうぞう【二次構造】
たんぱく質や核酸などの生体高分子の主鎖が形成する規則的な立体構造。たんぱく質の二次構造の代表的なものとしてαヘリックスとβシートがある。→高次構造
にじゅう‐ベータほうかい【二重β崩壊】
一つの原子核内で二つの中性子がほぼ同時にベータ崩壊して二つの陽子になる現象。電子と反電子ニュートリノを二つずつ放出する通常の二重ベータ崩壊は、1987年に初めて実験的に観測された。また、ニュート...
にじゅう‐らせん【二重螺旋】
二つの螺旋が組み合わさった形。デオキシリボ核酸(DNA)の構造、さざえ堂内部の階段などにみられる。
にたい‐もんだい【二体問題】
物理学で、相互作用する2個の質点からなる系の運動を規定する問題。共通の重心を回る一体の問題に帰着でき、古典力学では解析的な解が得られる。ニュートンの万有引力に従う天体の運動や原子核の周りを回る電...
にちべい‐あんぜんほしょうたいせい【日米安全保障体制】
日米安全保障条約を基軸とする日本と米国の同盟関係をいう。安保体制。 [補説]非核三原則を堅持し、必要最小限の防衛力を保持する政策をとる日本は、自衛力だけでは国の安全を脅かすあらゆる事態には対処で...